food crisis

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「第二次世界大戦下食糧危機の実相」(2012.12.19)

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講義概要:br / 「"戦時末期、米がないから芋を食べた"という記憶は『正しい』か」。第二次世界大戦期が国民的な食料危機の時代であったことは、誰もが知っている事実であろう。たとえば、次のような見方([1][2][3][4])は、かなり一般的な「常識」かもしれない。br /br / [1] 日本は戦時体制突入とともに全力をあげて食糧増産にとりくんだ。br / [2] しかし、労力も資材も不足をきたしたため十分な成果はあがらず、生産の減退を余儀なくされ、その結果食糧事情は悪化した。br / [3] さらに、戦争がすすむにつれて主食のコメも手に入らなくなり、やむなくイモばかり食べていた。br / [4] こうして、食糧危機は戦時体制最終盤にはピークに達した。br /br / しかし実は、このなかで「正しい」といえるものは一つもない。何がどう間違っているのだろうか? 一つ一つを検討しながら、日本における戦時下食糧危機の実相を考えたい。 br /br / 講師プロフィール:のだ・きみおbr /  1948年名古屋市に生まれる。京都大学農学部卒・同大学院修了。島根大学農学部講師・助教授を経て、京都大学農学部助教授・教授、農学研究科教授、現在に至る。br /専門